ウィキリークスで身柄拘束された邦人【エジプト・カイロ時事ニュース】=(12月7日)

ジュリアン・アサンジ(39)逮捕よりも気になる邦人の拘束

12月7日、wikileaks創設者のジュリアン・アサンジ(39)がロンドンで逮捕されたというニュースが世界を駆け巡った。
同日、エジプト・カイロ発の時事ニュースで、ウィキリークスが公開した米外交機密文書に名前の載っていた邦人がロンドンで身柄を拘束されたと報じられた。
この邦人は、NOVA事件でも書いた菅原潮(46)で、今月初めカタールからロンドンに入国しようとしたところを米、英捜査当局に拘束された模様だ。
気になる容疑だが、テロ活動資金の提供とマネーロンダリングらしいとのことだが、詳細については分かっていない。現時点では、2006年当時からロンドンを拠点に中東で活動していた菅原を米国政府機関が監視対象にして調査していたこと、今回、ウィキリークスが公開した文書の中にこれら調査報告が含まれていたということだ。

文書には、菅原がUAEとロンドンで所有する銀行口座の取引履歴も詳細に記されており、その中には、バーレーン王子シェイク・アブドラ・ビン・ハリファマイケル・ジャクソンの名前があるという。
また、UAEの銀行口座は、国連制裁委員会がテロ資金保管等の疑いで要監視指定をしているバンク・アル・タクワであったことも捜査当局に注目された理由のようだ。

それから、シェイク・アブドラ・ビン・ハリファは、マイケル・ジャクソンを相手に500万ポンド(約6億5千万円)の賠償を求めて、ロンドンの裁判所に訴えを起こしたことで有名である。
現在、分かっているのは、これくらいであるが、何やら登場人物や背景が気になるところである。引き続き情報を精査し続報を提供したいと思う。

【写真左がシェイク・アブドラ・ビン・ハリファ】